〜前回までのあらすじ〜
このハートなのか尻なのかわからない顔だけお化けは、どうやらSiriが具現化したものらしい!
今までのアキラのデータ(会話や閲覧記録、思い出)も全て入っているんだって!
でもそれってなんか気持ち悪くない?
すごいよ、すごいんだけどね、
でもなんだかそれ、気持ち悪くない??
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「なんでも俺のこと知ってるんだよな?」
“うん、何でも知ってるよ。お前のことだけじゃなくみんなな。”
「みんな、、?」
“だってみんな、今はスマホを持ってるだろ?”
「うん」
“そのデータが今全ておれの中に入ってるんだよ。”
「マジで??」
“だからどんな知識でも何でも答えることができる。”
「本当?じゃぁ、俺の好きな芸能人は?」
“寺田有希。週間ヤングジャンプの2005年版に表紙になり、それを見て一撃でファンになった。”
「すげー、、誰も答えられないようなことなのに。。
じゃぁ、全くゲームに興味を示さなかった俺が、唯一買ってくれとねだってクリスマスに買ってもらったRPGゲームは?」
“バウンサー。プレイステーション2対応のRPG。スクウェアから発売。ムービーは綺麗だが、買ったその日に全クリできてしまう残念なゲーム。”
「すごい。合ってる。本当に何でも知っているんだな。別にどこにも出していない情報な気がするが。」
“何でも知っているよ、何でも。全ての英知がここにあると言っても過言ではない。”
「おお〜、じゃぁ、俺がどんな悩みを相談しても答えられるの?」
“ああ。でもワイの頭の中はみんなの知識と感情の集合体。それを結集して話すことはできるが、ワイ自身の考えを話すことはできない。”
「何だか難しい話だな。
じゃあさ、
俺の願いを叶える役目をしてくれよ、シリ!」
“わかった。喜んでやらせてもらおう。お前と話すことがワイの役割だからな。手助けいたそう。
願いを叶える、最早ワイはシリではなく、神龍じゃな!”
「いや、違うよ!」
“神龍みたいなもんじゃろ〜お前の願いを叶えてやるんだぞ?”
「やったる〜みたいな上からスタンスはやめて。俺が水に放り込んだらSiriは一発で終わるわけだからね。あくまでめちゃくちゃ俺が立場上だった状態から、色々教えてもらうことでほぼ平等の立場になったっていうことだから。
なんならちょっとまだ俺の方が上だから。」
“めんどくさっ、、”